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XrealBeam使用時間延命計画【ついに完結編?】給電しながら映像出力できるケーブル導入



前回導入したアダプターで、ノーマル約3時間→約5時間と延命できるようにはなったんですが、飽くことなき探究心(?)から、さらなる高みを目指そうということで、コリもせずまた似たような商品を導入しましたw

それがコチラです。

HDMI to Type-C 変換ケーブル 4K@60Hz 2.5m USB-C給電 HDMI to USB Type C AR グラス HDMI 変換アダプター Xreal Nreal Air モバイルモニター XREAL Beam USB-A タッチ機能サポート Thunderbolt 3対応 AR メガネ Switch 、XBOX 、Steam deck hdmi 変換アダプター


「Loryi」とかいう聞いたこと無いブランドですが、以前からXrealBeamに給電できるってレビューはあって気になってたんですけど、ずっと「現在在庫切れ」でAmazonからは買えなかったんですよね〜


AliExpressでは買える状態だったんですけど、アリエクはなんとなく抵抗あるのと、海外通販だと配送業者がわからなくて営業所留とか家族に隠密での受取に難ありなんですよねw
それでずっと悶々と、別なのを試したりしてたわけですが、このLoryi製ケーブルがAmazonで再販されてどうするか悩んでたところに、Twitter(現X)でShinさんから有力な情報をいただいたのでした✨

で、似たようなアダプタを買ったばっかりだったけど、我慢できずに購入w

で、翌日届いたのがコチラです。


袋から出した全貌はこんな感じ。めちゃくちゃ長い!w


PS5などからの入力は左下の大きめなHDMI端子で、左上のUSB-C端子を充電アダプタなどに接続してケーブル側に給電、右側の長〜いケーブルの先のUSB-C端子からXrealBeamに映像出力&給電します。
それにしても長い、とにかく長い
測ったら2.4mもあったw
ちなみに、左上のUSB-Aは3Dofデータなどの通信用らしいので今のところは使わないっす。

HDMI端子のないGPDWIN4などで使用する場合には、USB-CからHDMIに変換するアダプタが必要です。
下の写真でGPDWIN4の左上にある銀色のヤツがソレです。


ちなみにこのアダプタもAmazonで買えます。(当時1600円くらいだったのに値上がりしてる!)

Vikisda 3in1 Type-C to HDMI 変換アダプター 4k 解像度 HDMIポート+USB 3.0高速ポート+タイプC急速PD充電ポート Matebook/MacBook Pro/MacBook Air/iPad Pro/Galaxy S11/Note10/switch/USB C デバイスに対応


このアダプタ、GPDWIN4とかNintendoSwitchのドック代わりにもなるので、出先でテレビとかに出力したい人にはオススメです。ドックより遥かに小さいですw


ということで、ShinさんによるとBeamには4Wで給電されていて、1時間半の利用でバッテリーは10%しか減らない、ということだったので期待が高まります!

そしてPS5での検証実験第1回目…


3時間でBeamのバッテリー残量51%。
ちなみにこのときはケーブルへの給電にモバイルバッテリーを使用。
ちょっと古いヤツで45W出力なのと、たまに給電が止まってることも過去にあったので、それらの要因によるものかも…


そして検証実験2回目。これは論外w


で、検証実験3回目!
Beam本体を浮かせて不熱効率を上げようという工夫はしつつも、酔っ払いながら検証するという不安要素しかない体制w


このときは、ケーブルへの給電に67Wの充電アダプタを使用。
ということで実験開始!

XrealBeamを100%フル充電からスタートして…

1時間で残91%...

2時間で残83%...

3時間で残75%...

4時間で残66%...

5時間で残57%...

で、5時間半で残52%!
 ...というところまでは確認しましたが、酔っ払ってるのと眠いのとでグロッキーだったので実験継続を断念w

とりあえずは、単純計算でもXrealBeamを11時間位まで延命できそうだということは確認できました!!
素晴らしい!!!
優秀!!!!

まぁ11時間もプレイすることは個人的にはほぼ無いので、流石にこれ以上は必要ないと思い、これを「XrealBeam使用時間延命計画完結編」とさせていただきたいと思います!
(もっと長く使えるとかいうレビューのヤツがあったら、また買っちゃいそうw)

てなわけでXrealBeamユーザーにはオススメ!


HDMI to Type-C 変換ケーブル 4K@60Hz 2.5m USB-C給電 HDMI to USB Type C AR グラス HDMI 変換アダプター Xreal Nreal Air モバイルモニター XREAL Beam USB-A タッチ機能サポート Thunderbolt 3対応 AR メガネ Switch 、XBOX 、Steam deck hdmi 変換アダプター


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XrealBeamを充電(注:延命のみ)しながら映像出力できるスマートグラスアダプター導入



XrealAirに画面サイズ調整とかブレ補正機能などを追加できる純正オプションXrealBeam

↓詳しくはコチラ
遅ればせながらXreal Beam着弾! ナメてたけどゲームとの相性も意外と良かった!

便利な一方でなぜか給電と映像入力ポートが兼用という謎仕様のため、GPDWIN4で使用しようとすると、Beam本体のバッテリーで使用するしか無く、約3時間半程度しか使えません…

まぁ3時間以上連続でXrealAirでゲームすることは少ないんですけど、たまにいきなり映像落とされてイラッとすることはあるので、Beamを充電しながら映像出力もできるアダプターというのをずっっっと探していたんですよね。

コレがなかなか見つからなかったんですが、某掲示板で見かけたモノの商品ページを見ていたら、レビューのところに「iPadとBeam両方に給電しながら使える」というコメントがあったんですよね。


商品ページはこちら↓

USB C to XREAL/VITURE One/RayNeo AR/XR スマートグラス アダプタ 2-in-1【HDMI 4K@60Hz +充電100W】 プラグアンドプレイ オーディオとビデオ(Switch、PlayStation 4/5、Steam Deck、Xbox、ROG Ally、Legion Go、携帯電話、PC、カメラ)をARスマートグラスに転送、モバイルモニター


これはイッてみるしか無い!とすぐにポチりましたw

そんで届いたのがコチラ

一応日本語の説明書も付いてます。

こんな感じで接続しました。
今回購入したアダプターには手持ちのポータブル電源についてる100W充電ポートから給電。
一応、画像ではGPDWIN4本体に直接モバイルバッテリーからも給電してますが、無くてもGPDWIN4の充電ランプは点きます。


すると、XrealBeamのホーム画面にあるバッテリー表示に充電マークが!(画像なし)
おぉっ!コレは…!?と思いつつ少しゲームをプレイしてから、再度Beamホーム画面を見てみると…

バッテリーが減っている…

これはつまり、充電はされているけれども、消費電力に対して少なすぎるのでは…?
ということで、CIOの充電出力表示ディスプレイが付いているケーブルで測ってみると…

直接Beam本体を充電するときは下の画像のように11W程度で給電しているようなので、それぐらいは必要なのであろうところ…


アダプターを介しての充電になると2W…!
そりゃ減っていきますよね〜…


ということで、その後何度か検証してみたのですが、一応少ないながらもBeamにも給電はされているので、延命効果はあることが分かりました。

Beam本体のみだと使用時間は3時間〜3時間半程度のところ、
本アダプターを使用して給電しながらの使用だと、今のところ3時間使用したら約50%程度バッテリーを消費しているようなので、単純計算では6時間位は使用できそうな感じです。

まぁ理想形ではないけれど、個人的には6時間プレイできれば十分かもなぁ〜と思い始めていて、返品とかはしないで使ってみようかなと思っております。

ということで、役に立つような役に立たないような微妙な記事ですんませんw
今度、実際に通しで何時間使えるのか試してみたら追記します。

【追記】
GPDWIN4+XrealAir2Pro+XrealBeam+このアダプタ(アダプタへの給電は65W充電器)で、連続プレイでどれくらい使用可能なのか検証してみた結果、4時間50分でBeamのバッテリーがなくなり、シャットダウンしました。
アダプタなしだと3〜3.5時間だったので、このアダプタを使用することでプラス1.5時間〜2時間程度の延命にはなるようです。

【さらに追記】
さらにその後、本アダプタへの給電を100W、GPDWIN4へ別ポートから65W給電をしながら使用してみるという検証もしてみました。
結果は全く同じ4時間50分でBeamが電池切れ。アダプタなしよりは長く使えますが、時間を気にせず…という訳には行きませんね
まぁでも、個人的には5時間も使えれば十分な気もするし、延命効果はあるので、これで十分かな〜という気もしていますw
また、同時給電可能をうたうアダプタが出てきたら実験しちゃうかもしれないけど…



あらためましてAmazon商品ページはこちらです↓

USB C to XREAL/VITURE One/RayNeo AR/XR スマートグラス アダプタ 2-in-1【HDMI 4K@60Hz +充電100W】 プラグアンドプレイ オーディオとビデオ(Switch、PlayStation 4/5、Steam Deck、Xbox、ROG Ally、Legion Go、携帯電話、PC、カメラ)をARスマートグラスに転送、モバイルモニター

XrealAir2Pro着弾! 着実に進化していて買い替えして大正解!



NrealAir時代から使い続けてかれこれ約1年半くらい経ちますが正直そんなに不満とかないし、新しく出たXrealAir2/2Proにはそれほど興味持ってなかったんですけどね…
ところが、人にいいよ〜とお勧めしてるうちに、2Proのことを調べてたらなんだかムラムラしてしまって、気づいたらポチってしまいましたw


そしてワクテカしながら待つこと半月、ついにXrealAir2Pro着弾!!


ということで早速、毎日使い倒している自称ヘビーユーザーの観点から初期型XrealAirから進化した点などを中心にチェックしてみたいと思います。


>>XrealAir

>>XrealAir2

>>XrealAir2Pro




まず外観的な違いですが、まぁパッと見ほとんど変わってないですよねw
初めて手に取った人なら、両方渡されたら違いは多分わからないんじゃないかってくらいです。
 
並べた写真見てもわからないでしょ?w
でもね、地味〜にだけど、結構色々変わってるんですよねぇ〜

上から見たところ、下が2Proなんですが、すこーし薄型になってますね(分かりにくい!)。


横から見たところ、右が2Pro。
おや?こうして見ると結構違うんじゃないですか??
レンズ上部のOLEDディスプレイ内蔵部の厚みがかなり薄く小型化されてますね。


レンズ部を正面から。下が2Proなんですが、レンズ内レンズ(プリズム)部分は、やはり高さ&幅ともに小型化されてます。


この内蔵ディスプレイ部の小型化が、個人的にはXrealAir2への進化のキモだと思います。

いわゆるARグラスやVRゴーグルなどの類の中では圧倒的に小型で軽量なXrealAirですが、とはいえ当然普通のメガネに比べると重さや装着時の違和感は感じてしまう訳で、自分みたいに無駄に毎日使ってるとちょっとしたストレスでも積み重なると地味に気になってはいたんですよね〜

一番は、レンズと目の近さ。
個人差もあると思いますけど、特に度付きのインサートレンズを装着すると、まぶたやマツゲがレンズによく接触してしまうんですね。
一番高さのあるノーズパッドにすれば多少は改善はするんですが、それでも1時間使ってるとその間に数回は装着位置を修正したりと結構面倒だし気になるんですよ…。
実用上は全然問題ないんですけどね…

で、今回Air2になってそのあたりのレンズと目のクリアランスが改善されたという話を聞いて、俄然興味を持ってしまい、ポチってしまった訳でもあります。

で、実際上記写真のとおり、かなり映像出力部が小型化して物理的なクリアランスも広がっているんですが、これが装着してみると、まさに劇的というレベルで快適になってます!
多分ものすごく微妙な差だと思うんですけど、体感的には全然違う!

今回、XrealAir2Proに買い換えて一番嬉しかったのはココですね!
毎日そこそこ長時間使うので、この辺の地味なストレス軽減は非常に大きいと思ってます。

そして、レンズのクリアランスだけじゃなくて、本体は数グラムだけど軽くなり、全体的な重量バランスやフィット感など、公式でアピールされてる通り色々と改善されてるように思いました。
初期型は長時間装着していると耳が少し痛くなることもあるんですが、そこも改善されてそうです(まだそこまで長時間は使用していない)。

この耳に引っ掛ける部分もかなり柔らかくなってまず。
こちらの写真はAir2Pro。こんなに曲がります。


対してこちらは初期型。これ以上押すと折れそう…


あと、これも地味に良いなと思ったのが、外に被せる遮光カバー。

右がAir2用のカバーなんですが、レンズ下部分の張り出しが大きくなってます。

取り付けるとこんな感じ。


この遮光カバーは主に明るいところで使用する時とかに使うんですけど、明るいとこだと特に白い服着てたりすると下から反射で光が入ってきて見えづらいんですよね。プリズム部分に自分の着ている服があ映り込んで映像がよく見えなくなるんですが、それがかなり改善されます。

それと当然ながら、XrealAir2Proのみに装備されている調光機能も便利で使い勝手も良さそうです。
右のテンプルにある小さい方のボタンを押すたびに、サングラスのレンズ部分の色の濃さが3段階に変わります。

透過率100%だと外から中にあるOLEDの映像も見えますが…



透過率を0%にするとかなり見えなくなります。


当然ですが、装着した状態だと中から周囲の見えやすさが変わります。
ARとして周囲を視界に入れつつ動画を見たりするなら透過率100%、ゲームなど完全に映像に没頭したいなら0%にする感じですね。
初期型と無印Air2は遮光カバーを被せることで同じことをできますが、この手軽さはやはり代え難い…!
Air2無印との価格差¥7,000(2023.11現在)だったら絶対合った方が良いですよコレ。

ちなみに、Air2Proのボタン操作ですが、下記のようになってます。

・小さいボタン:
 シングルクリック=レンズの遮光レベル切り替え
 ダブルクリック=ディスプレイOn/Off
 2秒長押し=カスタム?(今後何か追加されるのかな?)
 →こちらデフォルトではUSB オーディオ認識モードになるようです。
  SwitchとかUSB-Cアダプタ経由で音が出ない時などに使用するようですね。
・シーソーボタン(レンズ寄り):
 シングルクリック=OLED輝度アップ
 2秒長押し=2Dモード/3Dモード切り替え
・シーソーボタン(後ろ側):
 シングルクリック=OLED輝度ダウン
 2秒長押し=輝度調整/音量調整切り替え

それと、初期型同様にテンプルの付け根部分は角度調整できます。
ただ、結構硬めなので最初壊しちゃわないか力いれるのビビりますw
自分はレンズ下を手前に一番寄せる角度にしてます。


(以下2023/11/21追記)
あと、初期型XrealAirからの進化としては、スピーカーの音質も良くなってますね。
特に高音の抜けとか繊細な音がグレードアップしてるように感じます。
テンプル上部にあるスピーカーから逆位相の音を出して音漏れ軽減をしてくれる機能もあるようです。
(装着しない状態で試してみましたが違いはよくわからなかったですけど…w)

それと、OLEDもグレードアップしていて、輝度が上がって映像もよりクリアで見やすくなっているように思いました!
ディスプレイのサイズは0.68インチ→0.55インチにサイズダウンしてるようですが、実際見比べてみると見た目の画面サイズは変わらないように感じます。
小さくなった分、配置を変えたりしてるんでしょうか?
同じ環境で何度も見比べてみましたが、私の目には画面サイズは全く同じにしか見えなかったですw
物理的に小さくなってるのに違いが分からないのは良くできてるんでしょうねぇ〜…

視力矯正用のインサートレンズも、Air2になって改善されているようです。
写真上が初期型用、下がAir2Proについてるもの。

強度不足だったんでしょうか? フレームが強化されてるようです。

ちなみに、初期型用の度付きレンズは、そのままAir2Proでも使用できます。
この辺の互換性は助かりますね。



ということで、結構地味な改善の積み重ねではあるんですが、日々使うからこそ地味にストレス軽減のありがたみを感じられる、良バージョンアップだと思いました!
これでさらにゲームが捗るはず!!w


遅ればせながらXreal Beam着弾! ナメてたけどゲームとの相性も意外と良かった!



2023年8月に日本Xreal株式会社から我が愛するXrealAirの周辺機器として発売されていた「Xreal Beam」。
発表された時は正直なところ「無線で映像を飛ばせる?要らないかな〜」と良く調べもせずに完全スルーを決め込んでましたw



というか、どこのメディアの記事を見ても全く魅力的に思えないのばっかりだったんですよね〜
コレとかコレとか、多分興味ないライターが回ってきたリリース資料をコピペしたりしただけなので、これだけXrealAirを愛用しているオレが読んでも全く響きませんでしたw
公式サイトを覗いてみようとも思いませんでしたからね〜
(公式サイトもオシャンティーなのは良いけど分かりにくいのよねw)

そうこうして発売から数ヶ月経ち、XrealBeamのことなどすっかり忘れ去っていたんですが、Twitter(現X)でフォローしてるたんばさんのBeam購入報告があったり、XrealAirの購入を検討してる男爵さんに色々とその魅力などを押し付けがましくアピールしたりしてるうちに、なんの気なく日本Xreal社のウェブサイトを見てたら、じわじわと「なんかXrealBeam面白そうじゃん…」と思ってしまったんですよね…

で、気づいたときにはポチってました…ってワケw


そしてすぐにXrealBeam着弾!

ということで、案件などではない忖度なしのXrealBeamレビューですw

■本記事の内容

1. 同梱物とXrealBeam本体仕様など

2. まずはスマートフォンと無線接続

3. WindowsゲーミングUMPCと無線接続

4. Windows端末と有線接続

5. XrealBeamを使う最大のメリット、0DoFと3DoF



8. まとめ


1. 同梱物とXrealBeam本体仕様など

同梱物はこんな感じ。

上の3つは箱。中身は本体とUSB-Cケーブル1本。
映像出力できるThunderbolt対応ケーブルって結構太くて柔軟性が無いモノ多いけど、Xrealの付属ケーブルは網組で細くてしなやかなのでとても良い◎

本体サイズは長辺11.7mm×短辺7.4mm×厚み3.25mmで重さは300g(カタログスペック)。
少し大き目(標準的な10000mAh程度?)のモバイルバッテリー位のサイズ


本体表面には一番上に横長のLEDランプ、その下に丸い十字キーと真ん中に決定ボタン、その下に戻るボタン。
LEDランプはバッテリー残量などが表示されます。

本体右側には音量調整ボタン、右下にストラップホール、下部にはUSB-Cポートが2つ。
USB-Cは、右側がXrealAirに接続する出力専用、左側は給電および映像入力用。
ここのUSB-Cポートについては「もう1個欲しかった」(後述)。


本体上部には排熱用の穴と排気フィンに見せかけた電源ボタン。
このシルバーの細長い部分の右端を押すと電源ON/OFFできます。

本体左側のオレンジ色の丸いボタンは映像出力モード切り替えボタン。
押すたびに0DoF、3DoF、サイドビューが切り替わります。
長押しすると空間に配置された画面位置がリセットされます。

ということで、早速色々といじくり倒してみました。

2, まずはスマートフォンと無線接続


まずはXreal社がおそらくメインの使い方として想定していると思われるスマホとの無線接続。
BeamはXrealAirに接続すると専用のホーム画面が表示されて、そこから十字ボタンを使って操作できるようになります。

手持ちのAndroid端末Galaxy S10で試してみました。
映像キャスト機能SmartViewで接続すると、XrealAir側にスマホ画面がそのまま出力されます。

ただ、AmazonPrimeVideoはこんな感じで作品の選択画面までは見られるんですけど、再生開始すると真っ黒になって見られませんw
まぁ著作権保護でガードがかかってるんでしょうけど、一応いずれ見られるようになるとアナウンスされてるみたいですね。


Tverも同じく再生できないですね〜。
手持ちの映像配信サービスではAbemaだけは再生できました。
自分の録画した映像とかVLCやMXなどの動画プレイヤーは再生可能です。

スマホとXrealBeamの無線接続は結構安定していて画質もキレイに見えました。

ただ、XrealAir対応スマホを持っているなら、システム的にはケーブルで直接繋いだほうがシンプルでめんどくさくないですねw
iPhoneなど対応していない機種の場合はメリットは大きいと思います。

ぶっちゃけ個人的には、元々スマホ+XrealAirはあんまり使ってなかったのでこの辺はあまり恩恵ないですw


3. WindowsゲーミングUMPCと無線接続

お次はWindows搭載UMPCのGPDWIN4で無線接続。


Windows機とBeamを同じWiFiネットワークに接続した状態で、ディスプレイ設定からワイヤレスディスプレイとして接続します。



これをクリックすれば接続完了。

まぁ簡単に設定できるのは良いんですが…、実際のところゲームプレイにはちょっと使えないと思いましたw


無線接続でForzaMotorsportsをプレイしてみましたが…

というのも、映像の遅延、画質の劣化、音声の途切れなど、無線の通信状況にもよると思いますが、少なくとも我が家のWiFiルーター(そんなに高い代物ではない)ではプレイに支障を来たすレベル。
動きが少なく、タイミングのシビアさが求められないシミュレーションとかアドベンチャーならイケるかもしれませんが、アクションやレースゲームはまだ無理ですね。やらないけど音ゲーなんてもってのほかだと思います。


4. Windows端末との有線接続

ということで、これが現状メインの使い方になると思われる有線接続。
今までXrealAirを直接GPDWIN4に接続していましたが、XrealBeamを間に挟んで接続します。
難しいことは何もないです。


さて、ここで誰もが気になるのは直接繋げば良いのに、わざわざXrealBeamを追加する意味はなんなのか?ということです。
オレも正直使うまでは「必要ないっしょ!」と思ってましたw

ということで、今回の本題、XrealBeamを使うメリットとは何か??


5. XrealBeamを使う最大のメリット、0DoFと3DoF

XrealBeamを使う最大のメリットは個人的には無線接続よりも、0DoFと3DoFの空間ディスプレイだと思います。
仕組みなど詳しくは公式サイトを見てもらうのが一番なんですけど、XrealAir単体で使う時との大きな違いは、まずは装着時に「頭の動きと一緒に映像が動かない」というトコですね。

0DoFのブレ補正モードは、XrealAirna単体使用時と同じく頭の動きに画面がついてはくるんですが、コンマ数秒ワンテンポ遅れてヌルっとついて来るので、画面酔いしにくいんですよね。

XrealAir単体で使用するときはダイレクトに頭の動きに映像がついてくるので画面酔いしやすく、いつもネックピローで頭が動かないように固定してるんですが、ブレ補正があると普通に椅子に座って使用(たぶん無意識に頭はぐらついている状態)していても、違和感なく画面の位置がついてきてくれるので気持ち悪くならないんですよコレが。
これは、と・て・も・良い!
XrealAirの利用シーンが格段に広がります。

そして3DoFのBodyAnchorモードの方は、画面が仮想空間に固定された状態になって、顔を動かしても画面は動きません。大きく右や左に顔を動かすと画面を視界から外すこともできます。

普段液晶モニターを机などに設置している見え方に近いイメージですね。
眼の前に大画面が置いてある感じなので映画館にいるような感覚になります。

どちらも違和感なく、画面酔いもしにくいので、どちらが良いかは好みで使い分ければ良いかなと思います。
個人的には0DoFのブレ補正の方が好きですね〜


6. XrealBeamもう一つの大きなメリット、画面サイズの調整機能

それともう一つXrealBeam使用の大きなメリットが画面サイズの調整機能です。
XrealAir単体だと、4m先にある130インチ画面を見ているイメージとのことでしたが、Beamを使うとその画面サイズを拡大&縮小できるようになります。


最大330インチ(10m先)にできる。


Beamの本体十字キーで簡単に変えられます。

最初、画面サイズをグググ〜!っと変えられたときは、おぉっ!ってなりましたねw

ただ、4m先の130インチと10m先の330インチなので、実際の見た目はそれほど大きくは変わりませんwww
画面との距離感なんて実際にはわからないので、こんな4m先とか10m先とかややこしいこと言わずに同じ距離感を前提にした画面サイズで表現してほしいですね〜w
ざっくり見た感じで、標準サイズから拡大で10%増し?、縮小で80%程度?なイメージかな。
(2023/11/1修正追記)
→画面サイズの変更と配置距離設定について間違いがありました!
この画面サイズと距離の組み合わせは固定ではなく、任意で変えられることに気付きました。
十字キー上下を単クリックだと画面サイズ変更、十字キー上下を長押しすると配置距離をシームレスに変更できるようです。
MAXの330インチで距離を近づけていくとOLED液晶の視野に収まりきらなくなる位にすることもできます。コレは面白い!!
視界に入り切らない大画面も3DoFで見渡すことができるので、さながら映画館の最前列に座っているような感覚w
これぞ空間ディスプレイ!という感じでスゴイ!
(追記ここまで)

微妙なサイズの違いや配置距離でも結構見るときの感覚は違うので、好みや酔いやすさに応じて変更できるのはありがたいです。
大画面にしても3DoFモードなら顔を動かして隅々まで見渡せるし、酔いやすいFPSゲームなどをプレイするときには小さめの画面にするとかなり画面酔いは改善されます。

ゲーマーにとってはこの2つの機能について魅力的に感じるかどうかで購入を検討すると良いかもしれないです。

7. PlayStation等のゲーム機にBeamを経由して有線接続


PS4やSwitchからXrealAirに映像出力するのは、結構様々な障害があったものの、個人的にはいろいろ試行錯誤して環境は構築できていたんですが、前述の2つの大きなメリットを享受できるのでBeam経由での出力を試してみました。

PSの場合はHDMIからUSB-Cへ変換する必要があります。
XrealAdapterを介することで簡単に出力はできるのですが、これだとAdapterのバッテリーが切れたら終了になります。それが嫌だったので、給電しながら映像出力ができる変換アダプターを使っていました。

HDMI to USB C Type-C 変換アダプタ HD HDMI 4K@60Hz 高解像度モニター映像 AR スマート グラス HDMI 変換アダプター 


ところが、知らないうちにXreal謹製のHDMI→USB−Cケーブルなんてものが登場してたみたいです!

XREAL HDMI to USB TypeC 変換アダプタ/XREAL Beam および XREAL Air AR グラスにて使用可能


え?ナニコレ?
これがあれば給電なしで、しかも変換アダプタとかもなしで直接XrealAirに出力できるの??
いつの間に???

まだ試してないので実際どうかはわからないんですが、配線が簡略化できるのでかなり気になってます…w

それはそれとして、上記給電しながらHDMI→USB-Cに変換できるアダプターを介してXrealBeamに入力、XrealAirに出力する構成を試してみたところ、問題なくゲームをプレイできました。
そして、嬉しい誤算だったんですが、この変換アダプター経由のXrealAir出力だと音声が出力されなかったんですが、Beamを経由するとちゃんと音声出力されました
Beamさん、ちゃんと仕事してる感じですねぇ〜w

しかし!その反面、
Beamを経由することで、またバッテリー依存問題が発生してしまいますwww
せっかく給電しながら映像出力できる変換アダプタを使ってるのに、Beamを使うことで3時間の時間制限が入ってしまうという、なんとも本末転倒なことになってしまいます…

まぁこの辺は上記Beamのメリットとのトレードオフですね、
3時間Beamのバッテリーを使い切ったらブレ補正は諦めて直接繋いげばいいかな…、という感じです…

8. まとめ

ということで、結論としては個人的には非常に満足しています。
ポイントはブレ補正と画面の拡大縮小にメリットを見い出せるか、ですね。
この辺はXrealAirを日常的に使ってる人には地味にありがたい機能なので、コストに応じた価値があると思えたら買うべきだと思います。

あと残念な点としては、とにもかくにも、XrealBeamにもう1 個給電専用のUSB-Cポートがついていれば完璧だったんだけどな〜…、というのが正直な気持ちですね…w
コスト的にはそんなに変わらないだろうし、多少価格が上がっても全然キニシナイんだけど…
そしたらもうパーフェクトなXrealAirユーザー必携のアイテムになってたのにー………

まぁXreal的にはスマホとの手軽な無線接続がメインマーケットだと考えているんでしょうが、長時間プレイしたいゲーミング用途とかPC接続用途のニッチユーザーも視野に入れてほしかったな!
以上!

XrealAir(NrealAir)に「給電しながら」SwitchやPSからの映像出力できるHDMI→USB-C変換アダプタようやく見つけた!


前々から探し続けていた、NrealAir用の「給電しながら」使えるHDMI→USB-C変換アダプタを某掲示板で見かけて買ってみました。

買ったのはコイツです。300円引きクーポンで約4700円でした。

HDMI to USB C Type-C 変換アダプタ HD HDMI 4K@60Hz 高解像度モニター映像 AR スマート グラス HDMI 変換アダプター 


今使っているNreal純正品のNrealAdapterも良いんですけど、何故か内蔵バッテリーのみでしか使用できず、約3時間という制限があるんですよね…。
普段はそんなに長時間プレイしなくて良いので支障ないんですけど、たまに出張とかでフリーダムになったりすると3時間以上プレイできちゃうこともあったりしてたので、「そんなのあるといいなー」と探してはいたんですよね。

前に持ってたWacomLinkPlusも、Nrealのアップデートで画像の見切れる仕様が改善されたそうなんですが、既に販売終了していてプレ値になっちゃって手が出なかったのです…(売らなければよかった…orz)。

ということで、現物はこんな感じです。
バッテリー非搭載なので、サイズはNrealAdapterよりだいぶ小さくて軽いです。



インターフェースは、HDMIポート×1、USB-C×2となっていて、長い方の側面にあるUSB-Cが給電用ですね。

 Switchから出力する場合は、本体付属のドックがある場合はそこからHDMIで直接この変換アダプタに繋げばいいんですが、オレは本体のみのジャンク品Switchなので、写真のようなドック代わりのアダプタ(銀色のやつ)を使っています。

バカでかい純正ドックよりも相当小さいので、出張先でテレビに出力してプレイするのに良いです。PSとかの場合は、この銀色のアダプタ(アダプタだらけでようわからんねw)は必要なく、PS本体からHDMIケーブルを繋げばOKです。

Vikisda USB Type c HDMI アダプター 3in1 Type-C to HDMI 変換アダプター


ちなみに、これ(銀色の方)の良いとこは、USB-A端子もついてるので、今回新たに買ったHDMI→USB-Cアダプタへの給電にも使えることですね!
わざわざ充電器から配線引っ張ってくる必要がないので配線もミニマムにできます。


ということで、無事ミニマム構成でティアキンをNrealAirに出力することができました。

【ここで注意点!!】※大事なとこ!
映像は出力されますが、今のところ、NrealAirからの音声出力ができていません。オレはワイヤレスイヤホンで直接音声飛ばしてるので支障ないですが、ご注意ください。

もうティアキンはクリアしちゃっていまGPDWIN4モードに入ってしまったので、しばらく出番はなさそうだけど、NrealAdapterの充電手間もなくなるし、時間制限もないので、より理想的な環境になってまいりました!
現場からは以上です!