PC(GPD Win2)でゲームを始めるメリット・デメリット 私自身、今年からGPD Win2でPCゲームを始めたばかりなので、偉そうなことを言える立場では全くないのですが、ビギナーだからこそ感じたことを書いてみます。 今まではゲームと言えばPSや任天堂スイッチなどのいわゆるコンシューマー機(以下CS機)でプレイしており、PCゲームはもっと凝り性でお金に余裕のある方たちのための、「贅沢な環境」だと思っていました。 それなりのゲームができるほどの性能なPCを購入しようとすると、どうしても数十万かかるし、ゆるゲーマーな私にはCS機のように数万円で手に入れられる環境しか考えられなかったのと、複雑な家庭の事情(愛する奥様がゲーム嫌い)により、携帯機でないとプレイ時間を確保できない、ということもあり、PCゲームにはほとんど興味はなく、アンテナを立てていませんでした。 ここ数年はSwitch Liteがメイン機だったのですが、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドからオープンワールドにハマり、Switch版のウィッチャー3やボーダーランズ1・2などで洋ゲーの面白さを知ってから、洋ゲーを色々と物色し始めたのですが、Switchだと意外とラインナップが少ないんですよね。 TBSラジオのライムスター宇田丸氏のゲームの番組とかを良く聴いてるんですが、そこで出てくる「Grand Theft Auto」とか「FallOut」とか「FarCry」なんかは、お子様NGなところもあるせいか、任天堂の審査が通らないんでしょうねw で、その辺をプレイしてみたいなぁ、と色々と調べている内に、ひょっこり出くわしたのが、GPD Win2の存在でした。2018年に登場したそうですが、UMPCというカテゴリすら全然知りませんでした。 そこには私にとってブルーオーシャンとも言える、夢の世界が広がっていたのでした(笑) プレイしたかったアレやらコレやらができる! しかも既に型落ちになりかけていた(まだWin3発売前)こともあり、中古で約5万円と、我がなけなしのヘソクリを投入すればなんとか手も出せる価格。 気になり始めたらいても経ってもいられなくなる性分なので、そこからは短期集中的に物色。 オークションなどで個人売買するのは、ハズレを掴まされるリスクもあるので、某中古PCショップの店頭にあった「美品中古」を手に入れたのが、Win2発売から3年近く経った2021年1月でした。 ということで、前置きが長くなりましたが、実際にGPD Win2で初めて触れたPCゲームの世界。 私にとってこんなメリットを感じました。 ■メリット ゲームの選択肢が一気に広がる! スイッチしか所有していなかったこともあり、特に洋ゲーについての選択肢が少なかったのが、一気に広がりました。 PSで発売されていたタイトルなども含め、やりたかったゲームが沢山あり、一気にゲーム熱が加速しました。 正直、最新ゲームなど、Win2では性能不足でプレイできないものも多いのですが、PS3時代のタイトルなどで手を付けられていなかったものなど、私にとっては宝の山ですねw それまでは1タイトルを数か月かけてやってましたが、Win2でやり始めてからは約半年で10本以上クリアしてるので時間を惜しんでゲームに勤しんでますね~。楽しくてしょうがないです。 セールで安く手に入る&無料配布も! ちょうどWin2を手に入れた直後にSteamで春節セールが始まり、その安さに狂喜しながらしこたま買い込んでしまいました(笑) スイッチでもDL版セールはあったけれど、ラインナップの豪華さや安さのレベルが違うんですよね。 比較的新しめのものでも85%OFFとかで売られていたりするので、1タイトル数百円から千円台で買えてしまうのは私にとって驚異的でした。 以前はパッケージ版を購入してクリアしたらヤフオクとかで売ってしまうのが一番コスパ良いでしょ、と思ってましたが、安く買える上に、そのまま所有できてしまえるPCゲームの方が個人的には圧倒的に軍配が上がると思います。 しかも、GMGなどのキーセラーと呼ばれる海外サイトを利用すれば、セールでなくてもかなり安く買えることを最近知りました。 前にも書きましたが、SteamやEpic Games、UBI Softなどでは、無料で頻繁にゲームを配布しています。GTAVとか超有名タイトルとかも無料配布されたりするので、これだけ拾っててもプレイするゲームには事欠かないのもスゴイ。 下位互換ほぼカバー 例えばPS3⇒PS4とか、3DS⇒スイッチとかCS機では、ハードを買い替えるとソフトを買いなおさなければならないことが多い(PS5はかなりカバーしているようですが)ですが、PCゲームの場合、基本的にはそのような下位互換がカバーされています。一部、Windows7とかビスタ時代のゲームなどは不具合が発生するものもあるらしいのと、上位互換については新しいタイトルなど性能が足りずプレイできないことはもちろんありますがw これって、上にも書いたDL版買い切りの場合は結構重要で、CS機だと新ハードに合ったものを買いなおしたりしなきゃならないですからね。 MOD導入などが楽しい CS機の場合は、自分でゲームをカスタマイズできないですが、PCゲームの場合は、有志が作成したMODと呼ばれる追加プログラム(的なもの)でプレイ環境を変えることができます。 日本語環境が無いタイトルに日本語字幕などを追加したり、グラフィック向上やコスチューム変更、マップ追加など、かなり環境が変わるものも多くあります。 AssetCorsaというレースゲームでは、コースに首都高を追加したりできるようです(これがやりたくて買ったけど運転が難しくて挫折w)。 FF13-2は、クラッシュ頻発でとてもプレイできる状態じゃなかったんですが、有志配布のパッチを導入するだけで、とても快適にプレイできるようになったりしました。これはMODとは少し違いますが、自分で調べてトラブル解決したりするのも楽しかったりします。(トラブルが無いのが一番ですけどね…) ■デメリット PCで配信されていないタイトルもある 任天堂オリジナルタイトル(ゼルダとかマリオとか)やPSのソニー製タイトル(アンチャーテッド、ラストオブアスなど)など、PCでは配信されないものがあります。 ただ、PSタイトルは、ソニーの方針転換なのか、「DAYSGONE」「Horizon Zero Dawn」など例外も少しずつ増えています。今後もっと増える気がします。「ラストオブアス」やりたいっす。 任天堂タイトルは、まず期待できないと思うので、それ用にSwitchLiteは取ってあります。 プレイ後のソフトを中古で売れない 上にも書きましたが、パッケージ版は基本的には無いので、クリアしたゲームを売って、次のゲーム購入資金に充てる、ということができません。買ってプレイしてみた自分に合わなかったら…とか、スペック不足で起動できなかったら…、という心配はありますが、この点は大丈夫です。SteamやEpicの場合、購入後2週間以内且つプレイ時間2時間以内のものは「返品」できます。 日本語に対応していないゲームがある 少し古いものだと結構あります。PS版だと日本語対応しているのにSteamだと対応していない、とかもあるので、注意が必要です。Steamの各ゲームタイトルのページにある言語対応表を確認する必要があるのはもちろんですが、表記上NGでも実は対応していたり、有志による日本語化MODが存在したりするので、レビューコメントなどを確認しています。 日本語化MODを入れる作業も、面倒ですが上手くいくと楽しいですよ。 ■GPD Win2ならではのメリット・デメリット ハイスペックゲーミング環境を持ち運べる! もちろん最新スペックとは程遠いですが、3DぐりぐりのFPSとか美麗グラフィックのゲームなど、プレイできるものは沢山あります。GTAVを出先でプレイしてたりすると、「スゴイ時代だなぁ」と思いますね。スゴイ性能がこんなに小さな筐体に収まっている!、ということ自体がガジェット好きには胸アツですw 最新AAAタイトルなどはプレイできないですが、それは次のお楽しみに取っておきます。 自分なりにカスタマイズするのが楽しい! 過去に何度も書いていますが、排熱問題やプレイ環境改善などのために、いじくったりするのが楽しいです。CS機をバラしてイジったことは無かったので新鮮なのもあるし、劇的に環境が改善したりすると嬉しいですね。BIOS設定でTDPやらOverClockなどをイジって、上手くいかなくて、余計にクラッシュ頻発するようになったりするのも楽しいw 少し古いだけに、トラブルや対処法などもあらかた情報が出回っているのもありがたいです。 …などなど、というところでしょうか。 とにかく、今までになくゲームライフが充実しているのは間違いないです。 スイッチも軽いのは良いんですが、出番は完全になくなってしまいました。 ゼルダBOTWの続編出るまでは放置プレイでしょうねぇ… PR