ポータブルゲーミングUMPC購入ガイド/今買えるおすすめUMPCカタログ【2022年5月追記】
ちょうど去年の今頃、ゲーミングUMPC(ウルトラモバイルPC)のことをはじめて知り、そのまま物欲ブーストして勢いでGPDWIN2を購入してしまったのですが、そこから1年でUMPC界隈の状況が目まぐるしく変わってきています。
去年調べていたときには、確かポータブルなWindowsゲーミングPCは、GPDとONE-NETくらいしかなかったような気がします。高額ハイスペックなOneGx1Proや発売前のGPDWIN3に憧れつつもそこまでお金出せないな〜と、現実的なWIN2を物色してました。
それが今や、GPDとONE-NETの他に、AYANEOが参入してきたと思ったら、PCゲー本家のValve(Steamの会社)がSteamDeckを発表し,更にAndroidやLinuxでエミュ機を開発してたAnbernicまでWindows機を出すというお話まで出てきました。
すっかり風化してしまいましたが、CES2021でNECがLavieMiniとかいうゲーミングUMPCを参考出品したり、SMACH Zというクラウドファウンディングがポシャったりしたお話もありましたねーw
このスピード感と盛り上がりっぷりは凄まじく、いちゲーマーとしても非常にワクワクしております
ということで、目まぐるしく変化&進化し続けているゲーミングUMPCについて、これから買おうかなと思っている人や、最近UMPCのことを知ったばかりの人などに、現時点での選択肢や選び方のようなものを紹介してみたいと思います。
というのも、私自身が元々ゲームはSwitchやPSP、PSVITAのような携帯CS機でプレイするのが当たり前で、UMPCどころかPCゲームにも全く縁がなかったもんで、GPDWIN2を買う時もめちゃくちゃ調べるのに苦労したんですよね^^;
なので、少しでもゲーミングUMPCの普及というか、お仲間が増えたら嬉しいな、というUMPC沼への引きずり込みを意図したものでありますw
ということで、2022年5月時点で購入できるUMPCの購入ガイド的な感じで、ざっくり簡単に紹介します!
完全に素人の私見なので、その辺ご了承ください…
ざっくりと、UMPCを選ぶ基準は【価格】【スペック】【サイズ】【重量】などですが、スペックについては最新モデルはほぼ横並びな気がするので、ここではあまり掘り下げないようにします。語りだすとキリがないのでw
【遂に発売された最新超ハイスペ機】AYANEO NEXT
>>AYANEO NEXT本国リリースページ元々高スペックでバランスも良かったAYANEOをさらにブラッシュアップしてきたのがこのAYANEO NEXT。2021年末に突如ティザー予告が始まり、2022年はじめに正式発表されました。
ハードのスペックは正当進化で更にモリモリになっているのはもちろん、握りやすそうなグリップ形状や壊れにくいジョイスティック、指紋認証など、より使いやすくなっているようです。
現行AYANEOも製品としてのクオリティは素晴らしく満足度も高いと思うのですが、AYANEO2021の出荷が遅れてるところで新製品をリリースするなど、その間の悪さでユーザーの批判を買ったりしてますw
他社もものすごいスピードで進化しているので早めに発表したのは良いけど、実際出荷する頃には別の魅力的な製品が発表と同時に発売したりして持っていかれる可能性も無きにしもあらず…
UMPCはどんどん新しいのが出てくるので、購入タイミング見極めが大事かもw
→2022年5月に遂に発売されました! ほしいけど高い!!
【8.4"大画面&フルスペックなら】ONEXPLAYER
>>ONEXPLAYER製品紹介ページ
私が愛用しているのがコチラ。8.4インチという小型タブレットサイズの大型液晶で、UMPCとしてはかなりの大画面です。圧倒的迫力で細かい字も見やすいですが、その分デカくて重い(820g)ですw
Intel版とAMD版がありますが、対応タイトルなど、それぞれ得手不得手があるようです。グラフィック性能はAMD版の方が対応タイトルの幅は広いかもしれないですが、Intel版もグラフィックドライバーを毎月のようにアップデートしているので順次解消されていっています。
キックスタンド付きで机などに置いたままのプレイもしやすいのと、指紋認証があったり、オプションで純正キーボードが用意されていたり、至れり尽くせりなフルスペック機です。
大きさと重ささえ許容できれば、UMPCとしては現状では最強な気がします(2022年1月時点)。
【小型軽量でキーボード付き】GPDWIN3
>>GPD WIN3製品紹介ページ(天空)
我らがGPDの最新機種WIN3は、最新UMPCの中でも最も小さくて軽い(560g)です。
このロマン溢れる小ささはUMPCの始祖とも言えるGPDのこだわりかもしれないですね。
まぁそれでもSwitch(398g)やWIN2(460g)に比べるとだいぶ重いんですが、現時点での最新UMPCの中では最軽量でコンパクトです。しかも液晶を上にスライドすると出てくるタッチ式キーボード付き!
難点は画面が他より少し小さい(5.5インチ)のでゲームによってはちょっと見にくいかもしれないことですかね。多分CyberPunk2077とかはかなり厳しいはず…w
でも、UMPCの真髄である「小さいボディに詰め込まれた感」はNo.1なんですよねぇ…
別売り専用ドックを使えば、デスクトップのようにも使えるので大画面でも楽しめます。
【サイズ&重さのバランス重視なら】AYANEO、ONEXPLAYERmini
AYANEO2021(>>製品紹介ページ)
ONEXPLAYERmini(>>製品紹介ページ)
上記のONEXPLAYERとGPDWIN3の間を突いてきたような絶妙なバランス感のこの2機種は、画面サイズはそこそこ大きい7インチで重量も600g前後と、色々ちょうど良い感じ。
後発のONEXPLAYERminiの方が重量589gとAYANEOの650gに対してかなりシェイプアップしてますね。グリップ形状もONEXPLAYERminiの方が持ちやすそうです。
どちらも質感は良く操作系やスペックも申し分ないうえに、持ち運びしやすいサイズなど全てがちょうどよく、はじめて買うUMPCならどちらも間違いのない選択な気がします。
デメリットはソフトキーボードしかないのとmicroSDスロットが付いていないのでストレージに少々不安が残るところですかね。
ちなみにAYANEOのCPUはAMD、ONEXPLAYERminiはIntel(AMD版も登場!)なので、対応タイトルなどで選ぶのも有りです。
どちらも別売り専用ドックで拡張は可能なようです。(ONEXPLAYERminiのドックは来春発売予定)
【持ち運び安心なクラムシェル型なら】GPD WIN MAX2021
>>GPD WIN MAX2021製品紹介ページ(天空)
個人的には持ち運びすることの多いUMPCはGPDWIN2のようなクラムシェル型(液晶がパタンと閉じるタイプ)が理想的だと思ってます。バッグに入れて運ぶ時など、液晶むき出しだと傷が付きやすいし、ジョイスティックなどの操作系に負荷がかかるのでハードケースに入れないと不安になるんですよね…。
最新スペックでクラムシェルなのは、確かこのWINMAXだけです。ジョイパッド付きモバイルPCという感じです。
画面も8インチと大きくてキーボードも打ちやすいのでゲーム以外にも使えます。
難点はちょっと重い(790g/ONEXPLAYERより全然軽い!)のと、形状からしてゲームするにはグリップしにくいところですかね。実物を触ってみたところジョイスティックが少し華奢な感じがしましたが、この辺は好みだと思います。
PCとしても使いたい人やケースなしの裸運用をしたい人には良いかも。
ONEXPLAYER同様にIntel版とAMD版がラインナップされてます。
【今後登場予定の注目株その①】SteamDeck
>>SteamDeck製品紹介ページ
PCゲーム配信の世界最大プラットフォーム「Steam」のValve社が独自開発したゲーミングUMPCです。WindowsOSではなく独自OS採用で「$399〜」という驚異的な価格で2022年2月にまずは欧米で出荷開始予定。日本での販売はまだ公式にアナウンスされていないけど、日本語版ページは用意されているので必ず来るはず!
液晶が7"なのに8.4"のONEXPLAYERより筐体が大きかったり、本体ストレージの容量が64GB〜512GBと少なめなのが気になりますが、とにかくコストパフォーマンスが抜群に良いのと、大きい分、他にはないトラックパッドが付いていたり、microSDスロット付きで容量は簡単に拡張できるので、入門機としてはとても良さそう。Steamに最適化されてくるであろう独自OSも興味深い。正式な日本国内リリースが楽しみ。
UMPC界に新たな勢力が参入か?と期待してしまうANBERNICのWindowsゲーミングマシンの噂が流れています。アンバーニック社はこれまでLinuxやAndroidベースのゲーム機を発売してきて、1万円以下の小さい端末や1〜2万円台で比較的クオリティも高くてイジり甲斐のある仕様などがエミュレーターファンの方などに人気だったのですが、突然のWindowsゲーム機参入のニュースで驚きました。
写真を見たところ素材や作り込みなどからすると廉価帯のような気がします。Twitterではスペックは不明ですが「価格は$450」という噂も流れていましたので、比較的ロースペックで手頃な価格帯で攻めてくるのかもしれませんね。
最近のUMPCはハイスペック競争とともに高価格化してきていたので、あらたなカテゴリの選択肢が増えるのだとしたら面白くなると思います。続報に期待!
【Switchよりも軽い?今後登場の注目株③】AYANEO AIR
ノリにノッてるAYANEO社が軽さを期待させる連続Tweetで注目を集めていたAYANEO AIRが2022年5月に遂に発表されました。
最終的な重量などの詳細は未発表ですが、これまでのUMPCの中でも突出して軽くて小さいのは間違いなさそう。しかも「価格も期待しとけよ!」というようなアピールもしているようなので、それなりにお安そう。有機EL搭載らしいけど画面サイズは予測で5インチ程度と少し小さめ。Guys, just want to share with you all that the weight of our AYANEO ultra-thin OLED is less than 420g now.
— AYANEO (@AYANEO__) May 5, 2022
Can't wait to see how much it can keep reducing.#AYANEO #handheld #ultrathin pic.twitter.com/vCLDN403gg
性能もそこまでハイスペックではなさそうだけど、携帯性は抜群に良さそうなので、コレはコレでとても気になる存在です。
>>PCwatchさん紹介記事
【GPDWIN3潰しか?今後登場の注目株④】AYANEO SLIDE
上記AYANEO AIRと同時に突如予告もなく発表されたスライド式キーボード付きモデル!
似た仕様のGPDWIN3の対抗馬になりそうですが、最新機種だけにRyzen7 6800U搭載とのことで性能はこちらの方が優位。キーボードもボタン一つ一つが独立していて押しやすそうなのと、ジョイスティックが窪んでいるので、出っ張りも少なそうなのも持ち運びするのに良さそう感じです。
キーボード必須勢には堪らないUMPCですねぇ…
>>4Gamerさん紹介記事
【次世代旗艦モデル?今後登場の注目株⑤】AYANEO2
こちらも突然発表された、これまでのAYANEOを順当進化させた感じの最新モデル。
AYANEO SLIDE同様にRyzen7 6800U搭載ということで、性能は申し分なさそうだけど、デザインは個人的好みとしては、これまでのラインの方が好きだったかな…w
こちらも詳細は未発表。
それにしても一気にラインナップ増やしてきましたねぇ。このへんの開発スピードは素晴らしいけど、新製品発売前に次のモデルを発表するのはいかがなものか…?と思ってしまいますw
>>4Gamerさん紹介記事
【クラムシェル最強か?今後登場の注目株⑥】GPD WIN MAX2
AYANEO攻勢にGPDも負けていません^^
なんと言ってもこの狭額ベゼル10.1インチに大画面化!しかも前モデルから、サイズ感はそのままに薄型化しているという、詰め込んだ感が素晴らしい!!
ジョイスティックを隠せたり、WIN2のようにSSDを簡単に拡張できたりするのも「分かってるな!」という感じです。
インテル版とAMD版両方用意されて、メモリも16GBと32GBで選べるようです。
個人的にはコレ一番欲しいなぁ…。まぁ多分お高くて手を出せないでしょうけど…
>>天空さん紹介記事
【一世代前だけど十分戦える】GPD WIN2
>>GPDWIN2製品紹介ページ(天空)
私がはじめて買ったUMPCなのでこれも入れておかないと…^^;
3DSと同じくらいの筐体サイズに、ほぼPS3レベルのスペックが詰め込まれていて、いつでもGTAVやバイオ7などもプレイできてしまう、当時としては夢のような端末でした。
最新機種に比べるとやや見劣りする感は否めません(当たり前)が、この携帯性に対してのスペックの高さは他にはなく、最新AAAタイトルをプレイするのでなければ今でも十分通用すると思います。クラムシェルでキーボード付きなのもポイント高い。
中古市場でだいぶ価格もこなれてきて更にコスパも良くなってきました。
【WIIN2以上、WIN3未満】GPD WIN MAX
>>製品情報ページ(天空)
上記の2021年版が最新モデルですが、2020年に発売された最初のWIN MAXもまだ入手可能です。
WIN2を大幅に上回るスペックで大画面&クラムシェルタイプなのが魅力的でしたが、当時は少し高かった。一世代前のCPUですが今でも十分通用するスペックだし、少し安くなってきてるので買いかも。
【GPD初代ゲーミングUMPC】GPD WIN
>>製品情報ページ(LINKS) 【終息】って…w
ゲーミングUMPCの礎を造ったと言っても過言ではない、エポックメイキングな1台。
5.5インチのWindows10搭載クラムシェルで重さは驚異の365g!Switchより軽い!
流石に今となっては心もとないスペックだけど、2Dアクションとかアドベンチャーとかなら全然イケると思います。クラウドゲーム用端末としては最高かもしれない…
【コントローラー着脱可能】One GX1 Pro
>>One GX1 Pro製品情報ページ
私がUMPCを買おうとしてGPDWIN2などを物色していたときに、最もハイスペックで魅力的な製品だったのが、このOneGX1proでした。スペックは当時としては最強で、コントローラーの取り外しも可能なので普通のモバイルPCとしても使えるしクラムシェルなので安心感も…。ただ、とにかく高かった! 当時で20万位してた気がします。
ゲーミングUMPCにしては珍しくSIMスロットも付いてます。
今でも通用するスペックではあるんですが、他の最新機種の方が安くてCPU性能なども良くなってきていることもあってすっかり影が薄くなってますね^^;
値段がこなれてきたら買いかもれないですが、あんまり値下げしてないんですよね〜。
【少し廉価なコントローラー脱着タイプ】One GX1
>>メーカー製品情報ページ
同Pro版より前に発売されていたコントローラー脱着可能タイプで少し安い。
コントローラーを外せば普通のPCのフリができるので、仕事用とごまかせるかもw
Proが出るまでは当時一番のハイスペックだった気がします(GPDWIN2より高スペック!)。
最新機種ほどではないけどメモリ16GB版もあるし今でも十分イケると思います。
価格も少しこなれてきてるようです。
ということで、現時点での選択肢などを、ざっくりとした特長&分類とともに紹介させていただきました。
本格的なデスクトップのゲーミングPCに比べると、携帯サイズなため当然スペックは限定されますが、この小さな筐体に可能な限りのスペックが詰め込まれているという「ロマン」がUMPCの最大の魅力だと思ってます。
機種によって画面や筐体サイズ、機能性など、そのバランスが様々なので自分のプレイスタイルや重視するポイントを踏まえて選ぶと良いと思います!
安くない買い物なので、じっくり見極めましょう!
最後にTwitterでdtcyyさんが、非常にわかりやすい各種UMPC等のサイズ比較画像を投稿されていたので参考に引用させていただきます!
SteamDeckのデカさとGPDWIN3の小ささが際立ちますね〜
値段がこなれてきたら買いかもれないですが、あんまり値下げしてないんですよね〜。
【少し廉価なコントローラー脱着タイプ】One GX1
>>メーカー製品情報ページ
同Pro版より前に発売されていたコントローラー脱着可能タイプで少し安い。
コントローラーを外せば普通のPCのフリができるので、仕事用とごまかせるかもw
Proが出るまでは当時一番のハイスペックだった気がします(GPDWIN2より高スペック!)。
最新機種ほどではないけどメモリ16GB版もあるし今でも十分イケると思います。
価格も少しこなれてきてるようです。
ということで、現時点での選択肢などを、ざっくりとした特長&分類とともに紹介させていただきました。
本格的なデスクトップのゲーミングPCに比べると、携帯サイズなため当然スペックは限定されますが、この小さな筐体に可能な限りのスペックが詰め込まれているという「ロマン」がUMPCの最大の魅力だと思ってます。
機種によって画面や筐体サイズ、機能性など、そのバランスが様々なので自分のプレイスタイルや重視するポイントを踏まえて選ぶと良いと思います!
安くない買い物なので、じっくり見極めましょう!
最後にTwitterでdtcyyさんが、非常にわかりやすい各種UMPC等のサイズ比較画像を投稿されていたので参考に引用させていただきます!
参考までにどうぞ。
— dtcyy (@shanrenyoumiaoj) January 20, 2022
正直
マシンサイズ重さ画面サイズ的なデザイン面を考えるとplminiが現時点一番です。
性能はsteamdeckの方が一番でしょうけど。 pic.twitter.com/Lfo8z1lQ0W
SteamDeckのデカさとGPDWIN3の小ささが際立ちますね〜
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