GPD Win2おすすめ周辺機器(発熱対策その2)【Third Cooling Mod】 GPD Win2の発熱対策その2です。>>その1はこちら 前回は対処療法的に後付けでできる対応策だったのですが、Win2を使っている先達の皆さんの書くところによると発熱対策で最も効果があるのは【Third Cooling Mod】だということで一致しているようなので、当然気になって調べてみました。 【Third Cooling Mod】はクラウドファウンディングIngiegogoで出資者を募っていたWin2の内蔵クーリングファンなどのスワップパーツをはじめとしたキットで、より放熱効果の高いファンやバックシェルなどを個人の方(多分)が3Dプリンターなどを駆使して製作されているようです。 クラファン自体はもうとっくに終了しているのですが、直接メールをすればまだ売ってもらえる、という情報があり、早速Google翻訳を頼りにメールをしてみました。 (メールアドレスはコメント欄に載ってました) すぐに返信があり、「$119+送料$15、Paypal送金してくれたら送るよ」とのことだったので、Paypalですぐに送金。日本円で15,000円ちょっとでした。 安くはないけど、これで快適になるならば…と、ワクテカしながら待つこと約3週間…。 届きました! ・通気口が増えたバックシェル(右上) ・ネジセット(左上) ・交換用のCPUクーリングファン(右下) ・ヤスリ(取り付け時、ファンの銅板部分をキレイにするためのもの) ・裏蓋開ける用のピック?的なもの ・精密ドライバー バックシェルはマットな表面で、思いのほかしっかりとした造りでした。R1、R2ボタンも付いてます。 クーリングファンの近影。こんなの良く造るなぁ…。 これらに加えて、ファン交換時に必要になる「CPUグリス」「グリスクリーナー」と、念のためマスキングテープとピンセットも用意しておきました。 CPUグリスなんて買うの初めてだったので、評判の良さそうなこちらを選択。 ■ARCTIC MX-4 (4 g) Edition 2019 ■アイネックス グリス拭き取り用ウェットシート GS-CLN ということで、交換作業を始めます。 まずは裏蓋のネジを外して、付属のピックを隙間に突っ込んで外していきます。 ※事前にSSDとMicroSDは外しておく。 開きました。ちなみにバッテリーの黒い部分はクールスタッフです。 安全のためにバッテリーの接続端子を外します。 純正のクーリングファンのネジと端子を外して取り外します。グリスがベットリ付いてますね。これをグリスクリーナーで拭き取ります。 キレイになりました。 CPUとお隣のチップのところにグリスを塗ります。(写真撮り忘れました…) キレイに塗るためにマスキングテープを使う方法でやってみました。 周りをテープでマスキングして、指で薄く塗り広げる感じです。 不足しない程度に、なるべく薄く塗る方が熱伝導率が良いとかなんとか… 【Third Cooling Mod】のクーリングファンのアルミ板(ネジ3個で仮止めしてありました)を外して取り付けます。 と、その前に、ファン裏面の銅板部分を付属のヤスリで磨いて汚れなどを取り除きます。一応グリスクリーナーで拭いておきました。 ファンの取り付けネジは10ヵ所ちょっとあったかな? 浅い穴と深い穴があります。 付属の黒いネジを使用して、確実に締め付けます。ワッシャが1個だけ入っていたので、端子脇のネジで使ってみました。この辺は適当ですw なんせ説明書とか無いので。 続いてアルミ板を乗せて銀色の平べったいネジで止めていきます。 で、端子を元の場所に差し込みます。 バックシェルのR1、R2ボタンのところに、純正の裏蓋についていたスイッチ部分を取り外して移植します。溝に沿って差し込むだけです。取り外す際にピンセットがあった方がやりやすいかも。 あとはバックシェルを本体に被せてネジ止め。 SSDなどを元通りにして、出来上がりです。 所要時間は30分位でしょうか? これまでに何度か裏蓋を開けて、バッテリー交換したり、ボタンのラバー交換をしたりしていたので、それほど難しくはなかったです。 そして、【Third Cooling Mod】の効果ですが、これはもう【素晴らしい】の一言に尽きますね。 ・熱くならない! 3DぐりぐりのFPSとかを長時間やっても、ほんのり暖かい程度。 ・ファンの音が静か! 純正ファンは静かな環境で本体スピーカーから音を出そうとすると、ファンがうるさくてそれなりの音量にしないと聞き取れないレベルでしたが、絞った音量でも聞こえます。 ・背面組み込みの折り畳みスタンドが意外と使える。ソフトをDLするのに一晩放置する時など立たせておくと排気も完璧。ベトベトになるゴム足要らないっスね。モニター出力&コントローラーで据え置き機的に使う時にも良さそう。 ・R1、R2ボタンの押しやすさが改善。これはおま環かもしれないけど、ボタンがたまに引っかかって押し込めなかったのがスッキリ改善。押し込む感触が少し違うのですが、個人的にはこちらの方が好み。 などなど、それなりのお値段はしますが、満足度はとてつもなく高いです。 まだ当面はWin2を使い続けるつもりなので、本体への負荷を軽減するためにもマストアイテムだと思いました。 PR